ヒコロヒー単独公演「清純派」について

 

2019年11月16日 新宿角座

ヒコロヒー単独公演 「清純派」

 

あまりにも最高で最強で、

公演から1ヶ月経とうとするいまでも考察の渦にいるくらい最高だったので、自分の為にも覚書を残そうと思います。

感想でもレポでもなく、ほとんど個人的な考察です。

 

「清純派」を観た人だけでなく、観ていない人でも興味のある方はどうぞ。

 

 

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「清純派」とはヒコロヒーさんのことだ。

 

間違いなくあの日角座にいたすべての人がそう思っただろうと思います。

 

ヒコロヒーさんを知る人はきっと「ヒコロヒーさんは清純派から真逆に位置する」と感じるでしょうが、紛れもなく清純派とはヒコロヒーさんのことですし、ヒコロヒーさんは清純派でした。

 

 

 

清純派とは、

清純さが売りの、清純なタイプに分類される、清純なイメージの、などの意味の表現。「清純派アイドル」などという具合に使われる。

 

また清純とは、

きよらかでけがれのないこと。清楚で純真なさま。

 

 

ヒコロヒーさんが表現した清純派は世間の思うそれとは真逆だった。

この公演を観終わって、清純派の捉え方が変わりました。

 

清純派とは白いワンピースを揺らしながら休みの日を軽井沢で過ごすような華奢な女性のことではなく、

自分の考え方や感情に素直で、世間体や社会や周囲の何にも汚されていない人のことです。

 

 

ヒコロヒーさんが演じる女性たちは、芯があって自分の好きなように生きているような人と、そう生きたい人でした。かっこよかったな。

 

 

ネタの内容については今後もかけられるネタでしょうし、特段言及はしません。

観たことあるネタも初めて観るネタも全部やばくてゾクゾクしました。めちゃくちゃに楽しかったなあ。

 

ヒコロヒーさんのネタはいっつもワクワクが止まらないんですよね。伏線めちゃくちゃ仕込まれてて信じられないくらい最高だった。

 

 

 

さて、ここから先はOPVと幕間V、ネタとステッカーのデザインについて書きます。

 

OPVで清純派の文字の後ろに広がっていくカラフルなスモーク。

「懺悔室」に懺悔にきた女性が吐き出すカラフルな煙。

これが社会に蔓延るけがれを表してたんじゃないかなあと思いました。

 

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カラフル=けがれ

モノクロ=清純

だとすれば

 

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懺悔の女性はけがれに染まりまくってるのかなあ。

 

それに反して「未亡人」のあの女性は

自分のやりたいように生きるまさに「清純派」。

だからモノクロのイラストで、さらにSEIJUNHAと書かれているのかなあ。

あと左隅の黒い陰。旦那の魂か、世間の声か。

 

 

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「家庭教師」のあれは、なんのけがれを押し付けてるんだろう。

あるんやったらあるで の気持ちか?

志望校に合格したい、自分で解きたい学生の気持ちに対して押し付けていた欲望か?

うわ、最高じゃん。天才じゃん。

 

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「通夜」の女性。浮気の証拠を見つけた瞬間。

ただ、右手に指輪をしてるんですよね、これ。

ただのミスなのか。でもヒコロヒーさんがそんなミスするとは思えないしなあと考えた結果、

自分とは真逆の女性たちに憧れを抱き、その立場を望んでいたんじゃないかなあと思いました。

 

 

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石鹸のイラストがパステルカラーになっているの、石鹸は汚れを落とすもの だからですかね。

それともソープという意味もあるのかな。

最高だなあ。

 

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バイクはEDVのバイクの音のやつですかね。

かわいいね。

 

 

もしこの仮説のままいくなら、

OPVで黒バックに白文字の「清純派」にブワッとカラーのスモークが広がっていくのって、まさに幕間Vの内容だったんじゃ…。

清純なヒコロヒーさんが世に染まっていく様?

やばいなあ。

 

 

 

 

あとはインタビューを受ける幕間VのヒコロヒーさんとOPVのヒコロヒーさんが同衣装だったことも無意味ではないだろうなあ。

とは思うのですが、まだまだここの意味が思いつかず。

 

 

OPVの始まりに挿入されていた金属が落ちるような音。

なにが落ちたんだろう。指輪っぽいんだよなあ。どなたか思いついたら教えてください。

これはやっぱり指輪じゃないかな思ってます。

 

指輪を落とした音だとしたら、

それはきっと何かから解放される音なのかなあと。

 

インタビューのヒコロヒーさんから、

OPVのヒコロヒーさんへと変わる音というか。

上手く表現出来ないですけども。

 

指輪。「未亡人」か「通夜」の女性の婚約指輪、かなと。

 

「未亡人」が死んだ夫の指輪を外して、

まさに「清純派」として再び生きること。

 

もしくは「通夜」の女性が、

今まで耐えて、他人の目を気にして我慢してきた全てから解放されること。

 

なのかなあ。わかんない、難しすぎる。

 

ステッカーで指輪を付けているのは「通夜」の女性だし、

「SEIJUNHA」なのは「未亡人」なんだけどな。

どっちかじゃなくて両方の意味があるのか、

はたまた全てにおける解放の意があるのかな。

 

そのあと「清純派」の文字が反転して出てくるのとか、

この公演での「清純派」をまさに表してましたね。

世に言う清純派とは真逆の意味だよ、って。天才だなあ、ほんとに。

 

一緒に観た友人曰く、「タイヤは抑圧の象徴じゃないかなあ」と。なるほどなあ。

 

あと途中で映った女の子二人組。少し進んで、そこから逆再生で引き戻される。

女の子…といえば、お笑いファンか?

「ここまできたらもう戻れないよ」の意味か?

それとも「ここまで来たのに、引き返すの?」の意味なのか。

 

歌詞とリンクしている気もしたんですが、

いかんせん記憶の中で映像を流しているので、どのタイミングでこの映像が入ったのか思い出せず…。

思ってたより、めちゃくちゃ前半に入ってた。

歌詞確認したけど特にリンクもしてなかったし、

そもそも足元のカットに変わってたからわからんけど、これ女の子二人組じゃなくて男女か?

 

 

そして一番気になったのはタバコ。

なんのメタファーなんだろう。

 

タバコが出てくるのって、OPVと幕間Vの4話目と「懺悔室」のステッカーだけなんですよね。

幕間Vでは、素を出した(怒った)タイミングでタバコに火をつけようとしてたなあ。

 

あとパーカー初期デザインは手にタバコを持っていて、煙はモノクロでした。

となるとやはりけがれではなく、清純の象徴なのかな。

 

カラフルなスモークとタバコの煙がイコールなのは

たぶん間違い無いとは思うんですが、それが意図してるのはなんなのか。

  


hiccorohee 単独公演「清純派」OP

 

いざ書き終えると中途半端な部分も多くあり、考察と呼べるような代物ではないですが、これにて終わります。

 

どうしてもアウトプットをしたかった!

自己満です!!!!!!

 

 

 

 

 

こんなに凄い人だから、絶対に絶対に絶対に絶対に、この果てしない才能が爆裂に評価されて、たくさんの人に愛されてほしいと思います、心から。

 

あとは応援してくれる人に申し訳ないなんて思わないでほしいです。あなたの生み出す全てが、人柄が、最高に大好きなだけです。勝手に応援させてもらってるだけです。

 

 

 

 

好きになれてよかったな〜!!!!!!